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なぜ、ポジティブな発言が良しとされるのか?理論

 

寅の子ぶちょー
この記事を読むと、「ポジティブ発言が推奨されている理由とその仕組み」がわかります。

 

前置き

日々生活していると、「ポジティブ思考」とか「プラス発言が良し」と言われる場面が多いなぁ~と感じています。

ビジネス書を読んでいる人なら

「自分の発言は、自分が1番聞いているし影響を受けてるんです!
だから自分の発言はポジティブに!」

と文章を、一度は目にしたことがあるのでは?

それくらいよく使われる、言い回しです。

暗いこと考えて動けないくらいなら、前向きに考えて行動する方が、そりゃー良いのですが、
その言葉にある背景を知らずに聞いていると、
宗教的あるいは信者に向けての発信に聞こえたり、
精神論/根性論になりがちだな、と思ったんですね。

なので、もう少し掘り下げて「ポジティブ発言」について考察してみようと思います。

 

理論で理解する

この辺り、脳科学の理論を知ると腑に落ちやすいです。

脳の仕組み1:焦点化

脳は仕組み上、”脳の意識は同時に2つのことを捉えられない”作りになっています。

(音楽聴きながら、文章書いたりメール書いたりしてるのは、集中力を削いでいたのかも、と反省。)

言い換えれば”脳は焦点の当たっているものにしか気づかない”ということ。

真剣にこの文章を読みながら、明日の仕事のことについて考えることは難しいですし、
明日の仕事の資料作成をしながら、この文章をしっかり読み込むことも難しいわけです。
2つ同時に考えるというのは、脳の原則的には難しい構造になっているそうです。

また、街中で好きなアイドルのポスターが貼り出されていればすぐ気付くのに、
「他に芸能人のポスターが貼ってあったか?」と聞かれてもほとんど記憶にはないと思います。

目に入ってくる視覚情報が多すぎるため、脳は全ての情報を処理することができません。
そのため、自分が普段焦点を当てている部分(自分にとって有益な情報)を無意識に取捨選択をして記憶するようにしているそうです。

 

脳の仕組み2:一貫性を好む

人間の脳は”一貫性を好む”という性質があるそうです。

体を動かす筋肉は電気信号によって動いていますが、脳も筋肉と同じで電気信号によって動いています。
なので、自分の利き手や利き足があるように、自分にとっての考え方のクセ(使い慣れた思考パターン)が存在します。

自分発した言葉と行動にずれが生じると整合性が取れていないので、脳に強い不快感が生まれてしまうんですって。

 

その不快感を回避するために、自分の発している言葉と整合性が取れるような行動するようになっていると。

「自分ってこういうキャラだから~」という人は、そのイメージに沿った行動や振る舞いを取るようになるし、
人間にとってはそうすることが安心感に繋がるそうです。

 

脳の仕組みを知ってどう生かすか?

焦点化”と”一貫性”がポジティブ発言にどう繋がるの?ってところなんですが、

自分が「素敵」とか「すごい」と発していると、そこに焦点が当たり、脳は自然と「素敵な部分」「すごい部分」を勝手に焦点を当て探し始めます。自分の発した言葉へも同じく整合性を取ろうとします。

これは逆も然りで、「嫌い」「しょぼい」と発すれば、「嫌い、しょぼい」部分を検索し始めます。
ポジティンブな発言が習慣になっている人は、その言葉との整合性を取るために、行動や発言に現れてくるといった具合です。
 
最近、自分は人物名やお店の名前が、ぱっと出てこないことが多く、「歳だからね~」と言えばそれまでなのですが、
「30数年生きてて、脳の情報量が多くなっちゃって、検索に時間がかかるんだよね~」と言うようにしてます(笑)
あえてポジティブに捉え直してみた例です。

 

まとめ

日々の生活は、たくさんの言葉に囲まれていて、その言葉に大きく影響を受けています。

レビ、Youtube、電車の中吊り広告、友達との会話、職場での会話、一人でいる時に脳内の会話、etc.
ありとあらゆるものは、言葉でできています。

EveryDayポジティブ!を推奨しているわけではないですし、友達や同僚とのグチの言い合いも楽しいです。

ただ、こういう脳の仕組みを知っておくことで、ポジティンブ発言を推奨される理由も理解できるし、理解できていれば必要な時に取り出すことができるので自分にとっての武器になるはすです。
 
それでは、今日はここまで!
コミュ力の達人を目指して(´∀`)

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